本番が終わって早2週間だ。
もっと、大昔のようにも思えるけど。
演奏会自体はお客さんの反応もよくて成功だったと思う。
しかし少し冷静になってみるといろいろ思う事もあって。
練習開始当初はいろんな細かなニュアンスを見せていた指揮者の棒が、練習を重ねるに連れてデリカシーをどんどんなくしていくんだ。
つまり棒を振れど踊らないプレイヤーに対して、単にテンポと強弱だけを伝える棒に変わっていった、そんな感じ?
もちろん指揮者の先生は本当に素晴らしい人格者で、意識してやっている事ではないだろうし、おそらく本人も気が付いてない。
ただ棒は確かにどんどんつまらなくなっていってる。
それはつまり私たちが先生の魅力をどんどん食いつぶしているって事かな。
棒の通りに弾けなくてつまらない演奏になってしまうのは単純に私たちの自業自得で済まされるのかもしれないけど、指揮者の能力まで蝕んでいるとしたら大問題だよな。
もっと謙虚に、もっと忠実に、もっと素直に。
反省します。
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