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チェロとオペラとオーケストラ
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とっても神経質なスコア。
これを無神経に弾くから当然ぐちゃぐちゃ。

これを少し離れたところから聴くとすっきりとまとまって響くから不思議だ。

…なんて事はないよね?
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というわけでバッハの4番はまだまだ道半ば。
ブーレも何べんやっても差し戻し。
そもそもブーレを最後まで通して弾く体力自体がないもの、差し戻しも当然なんだけど。
その間にもいつものレッスンは続いていて。
続いているけど進んでない…けど。

しかし今になってみて、分かる。
F先生に見てもらってとっても感動したけど、全然レベル違いだった。
先生はこちらの技量に合わせて教えてくれるんだけど、やっぱり違うんだよね。
こちらはいろいろ表現したい事があると自分で思い込んでいるけど、それは実はフィンガリングやボウイングの都合で余儀なくされた表現で、一皮剥かれれば実際は表現したい事なんてないんだ。
「このアーティキュレーションでしか弾けません」って感じ。

ところがF先生はそのまやかしの表現にちゃんとノってくれるんだ。
その表現らしき物の流れに沿って教えてくれるわけ。
そうするとレッスンの最中にはすっごく感動するんだけど、その後で冷静になってみれば自分の身勝手な弾き方にがっかりするという繰り返し。
いつものレッスンはそれが、逆。レッスン中は「また右手の持ち方ですか~?」みたいでうんざりするんだけど、その後一人で弾いてみると、確かに違う。
こういう弾き方ができるんだったらこのフレーズはこう弾いてみたいって思わせてくれる。

レッスンでも何でも身の丈に合ったものが必要って事だね。
次回定期演奏会に向けて実質上初めての練習。
ショーソンって音源を聴く分にはちょっと捉えどころがなくて少し退屈だと思っていたけれど、弾いてみるとハーモニーが心地よくてなかなか快適。
すっきりとした構造に詰め込まれたワーグナー的音響。
特に2楽章なんてトリスタンそのもの、ここまでくるとリスペクトとか頌辞のレベルを超えてパクりだよねえ。

それにしてもチェロの後ろの方で弾いていると管楽器がいかに弦楽器を聴いていないかという事実に愕然とさせられる。
すごいものを見てしまった。
関西二期会の「ラ・ボエーム」。
(5月31日尼崎アルカイックホール)

出演者の歌の技術がどうとか演出がどうとか、そういうレベルをはるかに超えた、ステージ全体に漲る気迫。
根性。執念。
これまでに見たあらゆるオペラの中で最高の感動を味わってしまった。
今でも何気ないシーンをふと思い出しては目頭が熱くなる。
あれは一体何だったのだろう?
本番が終わって早2週間だ。
もっと、大昔のようにも思えるけど。

演奏会自体はお客さんの反応もよくて成功だったと思う。
しかし少し冷静になってみるといろいろ思う事もあって。
練習開始当初はいろんな細かなニュアンスを見せていた指揮者の棒が、練習を重ねるに連れてデリカシーをどんどんなくしていくんだ。
つまり棒を振れど踊らないプレイヤーに対して、単にテンポと強弱だけを伝える棒に変わっていった、そんな感じ?
もちろん指揮者の先生は本当に素晴らしい人格者で、意識してやっている事ではないだろうし、おそらく本人も気が付いてない。
ただ棒は確かにどんどんつまらなくなっていってる。
それはつまり私たちが先生の魅力をどんどん食いつぶしているって事かな。

棒の通りに弾けなくてつまらない演奏になってしまうのは単純に私たちの自業自得で済まされるのかもしれないけど、指揮者の能力まで蝕んでいるとしたら大問題だよな。
もっと謙虚に、もっと忠実に、もっと素直に。
反省します。
合宿の濃厚な3日間が終わった。
ブラームスは、熱い。
「f(フォルテ)」はあらん限りに熱く、「ff(フォルテッシモ)」は気が狂わんばかりに燃えてっていうタクト。
1楽章を弾き終えたヴァイオリン奏者たちの放心した表情が印象的。
さあいよいよ本番だ。
レッスンはまだまだバッハの4番のプレリュード。指や弓の都合で勝手な起伏をつけず、ただひたすら音楽の流れに従う。とにかく0への回帰、全ての解体。
レッスンの途中、一瞬だけ広大な草原のイメージが広がる。次の瞬間には消えてしまったけど、上手な人はバッハを弾く時常にああいう光景が頭に広がっているんだろうな。

昨日のtuttiは若手指揮者のM先生による総合トレーニング。「とにかく周りの音を聴いて」に終始する練習。木管や金管のアンサンブルが見る見る変わっていくのが分かる。譜面が簡単な時には自分でも意識をずーっと上に持って行ってみる。ああ、木管同士のアンサンブルが浮き上がってくる。今まで聞こえなかった、聞こうとしてこなかった立体感。それからそのアンサンブルが乱れているのもくっきりと分かる。しかしこれも自分の音符が動き始めるとたちまち意識からかき消えてしまう。一流のプレイヤーや指揮者は音楽をいつもこういう立体感で聴いているのか…、これも本当に一瞬の夢だったけど。

チェロ合宿で指導してくれたN響のF先生が何と定期演奏会に出演してくれる事になった。団規定のエキストラ謝礼(つまりほぼ、タダ)、交通費宿泊費自分持ち。こんな事ってあり?これだけは夢で消えませんように。
想定外の激しく熱い演奏。
ダメだ、これまでの弾き方では全然ついていけない。
というわけでブラームスも冒頭の音から全てやり直し。
F先生に見てもらってからバッハが全然弾けなくなった。
部分的に最高のアドバイスをもらったけど、それを受け止めるだけの全体の許容性がないんだろうね。
もう一回最初からやり直してる。
で、今日はいつものレッスン。
0からのスタート。
この週末はN響首席のF先生にバッハの4番を見てもらった。
ちょっとやそっとで弾ける曲じゃないのは分かっていたけど、それにしてもあまりに深くて大きな世界。
それでもかなーり貴重なアドバイスをいただいてやっと一歩踏み出せたような感じ。

それにしてもF先生の指導はあくまでも優しく、的確。
生まれてこの方こんなに誉められた事はないっていうくらい誉めてくれる。
下手なチェロ弾きにとってはありがたすぎる仏様のような先生だった。
土、日と続けてエネスコ「ルーマニア狂詩曲」を。

チェロはほとんどリズム打ちだけ。
土曜日はノリが悪く伴奏部隊としても何だか居住まいがよろしくない。
それが日曜日になるとヴァイオリンがかなり頑張ってきて、こうなるとリズムだけでも結構楽しめる。
本番の指揮者はもっと煽ってくるんだろうなあ、楽しみ。
レッスン。
曲の枠組みには特に指摘なし。
ただ相当気をつけないとアルペジオの2番目の音が突出して響いてしまう。
それから不自然なフィンガリングもいくつか指摘される。
フィンガリングの問題よりも、単に弾けていないだけって気もするけど。
先週あたりからバッハの4番の練習を開始。
いつもはCD等一切聴かず自己流でやってるんだけど、今回は参考のために友達から借りたペレーニのDVDを見てみる。
プレリュードだけだけどね。
すごいね、インテンポじゃん。
これをインテンポで弾くという発想は全然なかったねー。
オペラの公演が無事に終了。
あとは残務整理…。
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